令和2年第一回定例会一般質問【要旨】

 

 

1.未来の足立を支える子どもを育てるために

 

【1】授業に追いつけない生徒への補習について

 

低学年のうちに勉強についていけなくなると、その後、挽回することが難しくなることを踏まえ、基礎学力定着のための学童保育や放課後子ども教室での小学生への学習支援、中学校での希望者全員への放課後補習開催、これらのために必要な学習支援ボランティア増員の必要性について執行機関に質問しました。

 

 

 

【2】生徒の多様性を認める教育の実現について

 

 全国的には不登校の小中学生が1万人ほど増える中で、足立区では減少傾向にあります。その上で、今年度(令和2年度)から第十中学校と花保中学校に開設される、不登校支援の特例課程教室「あすテップ」、そして、将来的な特例校設置の方針について質問しました。その上で、自身の教員経験から特例校は「不登校」限定でなく、生徒の様々な個性、多様性を認める学校であるべきだと提案しました。

 

 

 

【3】意欲の高い児童・生徒をさらに伸ばすための支援について

 

学習意欲の高いものの、経済的な理由で高いレベルの教育にありつけない生徒のために開設されている足立はばたき塾の開催日数を増してはどうかという提案をしました。また、都立中等教育学校は、区立中学校と同じで経済的事情に関係なく入れる公立校だが、入学のには特殊な塾に通う必要があることを指摘し、区立小学校の授業で対応可能なカリキュラムにすべきと提案し、必要に応じて教育課程特例校の設置も提案しました。

 

 

 

【4】子どもたちの体験を通じた学習について

 

 グローバル化が叫ばれる現在、国際感覚を持った子どもを育てるため姉妹都市であるオーストラリア・ベルモント市との交流の活発化、大学の外国人留学生との交流、日光および鋸南にある区研修施設を利用してのイングリッシュキャンプ開催について質問・提案しました。また、区内小中学生の多くがパラリンピック競技を観に行くことを踏まえ、障がい者スポーツへの理解、体験をする場の重要性について質問しました。

 

 

 

【5】外国にルーツを持つ子どもたちへの日本語教育支援について

 

 現在、区内小中学校の外国籍児童・生徒数は1600人を超えていることを踏まえ、日本語教育支援について質問しました。区立学校において日本語での教育環境の下で基礎学力を定着させるには、低学年のうちに日本語力をマスターする必要があり学生向け講座の時間数を増やす考えはあるか質問しました。また、文部科学省が進める、日本語で学習活動に参加する力の育成を目指す「JSL(Japanese as a second language)カリキュラム」の実践が区立学校で行われているか質問しました。

 

 

2.すべての人に優しい街を実現するために

 

【1】高齢者への施策について

 

 現在、区は孤立ゼロプロジェクトの推進や2025 年までの地域包括ケアシステム構築の実現を目指していますが、その中で見えてきた課題について言及しました。現在、町会など地域の方々が高齢者の見守りに協力してくれていますが、その方々自身も高齢化している問題があります。高齢者見守りの活動に若手住民や区内の学生を取り込む方策や、企業との提携による事業を行う計画はあるか質問しました。また、一人暮らしの高齢者向けに低価格で食事を提供する「居場所」の支援や軽度の認知症の人でも一般社会と同様な活動を行うことができる「機能訓練型」のデイサービスなどの居場所づくりも必要性について質問しました。

 

 

 

【2】子どもの貧困への施策について

 

 足立区の子どもの貧困対策は他の自治体と比べて充実しているが、子どもの貧困は親の経済状況にかかわらず(経済的に豊かであっても)起こる問題であり、今後の区の対策と方針を質問しました。共働きやひとり親世帯の子どもが一人で食事をせねばならず、栄養に偏りがあるため、給食で野菜などビタミンを多めに設定できないか、また、朝食を食べることができない子どもがいることについても指摘しました。また、高校中退の問題など中学卒業後の若年層支援に対する区の方針について質問しました。

 

 

 

【3】区内在住外国人への施策について

 

 現在、区内在住の外国人は3万人を超えており、国籍も様々です。多文化共生の観点からも、同じ足立区の住民として行政サービスを提供する必要がありますが言語的な障壁により情報が外国人区民に伝わりづらいという問題があります。現在、区のホームページも外国語版は自動翻訳で精度の高いものではないため、せめて英語版は作成すべきではないかと質問しました。また、区に登録されている 10 言語 を超える通訳ボランティアの協力を得て、区管理の各国語版のSNSコミュニティの作成、区内大学との日本語ボランティア事業の連携について質問しました。

 

【参考】質問および答弁全文は下のPDFファイルをご覧ください。

 

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