杉本ゆうの提案 

※順次、提案を追加していきます。

 

 

 

教育編>「誰も置き去りにしない教育」を実現するために

(1)小学生のうちから「誰でも学習できる環境」を!

 現在、中学生については区の助成の下、NPOが「経済的に困難でも学習できる環境」を提供する活動を行っている。しかし、小学校6年間で基礎的な学力(簡単な漢字の読み書きや計算など)が身につかないまま中学に進学した場合、3年間で取り戻すのは困難です。

<提案1>小学生のうちから放課後の学校や学童保育などに学習支援スタッフ(下の提案2参照)を配置し、その日の宿題などの指導をしてもらうシステムをつくる。

<提案2>区内在住・在学の大学生向けの奨学金を創設し、奨学金を受けた大学生はボランティアとして、区内の小中学生への学習支援スタッフとして教える。「区の奨学金」、「区の公式なボランティア」とすることで、大学生は学業以外の社会的活動として就職活動時などにアピール(履歴書に書ける)することができる。足立区で育った人材が、足立区の子供たちを育てる(=自前で人を創り出す)サイクルを確立する。

 

(2)ICT教育の推進と共に、紙の本を読む習慣も!

ICT教育は必要ですが、子供たちがタブレットやパソコンの検索に頼るだけだと、根拠不明な情報をそのまま信じてしまうことがあります。これは私自身、かつて授業での利用時に感じてい課題でした。

<提案>図書館などで本や本物の資料を探して読み解く力(リテラシー能力)が必要です。そのためには幼少期から読書習慣をつけてけるようにします。

 

(3)グローバル教育の基礎となる道具としての英語を伸ばす!

現在、区の助成による中高生対象のオーストラリア・ベルモント市でのホームステイプログラムがあります。しかし、個人負担が1人当たり約16万円と区内の経済状況を考えると行きたくても行けない生徒が出てきます。

<提案1>足立区内の全ての中学校から代表の生徒をベルモント市に派遣する事業を復活させる。 

<提案2>冬場など使用されない区が所有する研修施設(日光林間学校、鋸南臨海学校)を利用し、ネイティブ教員によるイングリッシュ・キャンプを実施する。海外に行けなくても、英語漬けになる環境を国内で格安に作り出すことができる。

 

 

子育て編>女性も男性も育児に参加する足立区にするために

1)「イクメン」という言葉が必要ない足立区に!

北欧の国々には「イクメン」という言葉がありません。それは女性も男性も育児、家事を行うのが当然だからです。しかし、今の日本では女性に育児・家事の負担が集中しており、キャリアを一時中断することを余儀なくされることが多くなっています。本来であれば、両性が平等に育児・家事に携わる社会であるべきですが、実現にはまだ時間がかかります。

ごくまれに男性がキャリアを中断し育児を行う(女性はキャリアを継続)、いわゆる「イクメン」がTVなどで紹介されますが、結局はどちらか一方に負担が偏るという根本的な構造は解決できていません。

 

<提案>まずは区の職員が率先して男性の育休取得を推進し、最終的には条例化も視野に区内外の事業者にも協力を求めます。これにより保護者が育児に関わる年数を延ばすことができ、待機児童数の減少も期待できます。足立区には「イクメン」や「待機児童」などの言葉が必要なくなることを目指します。

 

(2)保育園への送迎ステーションを区内の駅に設置する!

上の(1)で提案したように両性が平等に育児に携わる社会にすることが本来あるべき姿ですが、残念ながらまだその実現には時間がかかります。現状では、保育園の増設しか待機児童を減らす方法はありませんがは、これはあくまで現時点での「目先の対処」だと考えています。

 

<提案> 区内の駅に「送迎保育ステーション」を設置し、出勤時にお子さんを預けることができるようにすることで、家から離れた保育園でも子どもを預けられるように取り組みます。

 

 

<高齢者編>認知症になっても長く家族と過ごすために

(1)「健康寿命を延ばす」=認知症の予防対策・認知症の進行を遅らせる対策を!

現在、区が取り組んでいる認知症の予防対策(高齢者の運動プログラムなど)は非常に有効な方法。一方で、認知症発症後のケアとしては、比較的重度な患者の対策(特別養護老人ホームなど)が多くなっています。

 

⇒しかし、家族による介護が一番大変なのは、「認知症の中期(身体機能は問題ないが、認知能力が下がっている時期)」の段階です。この時期は「自分はまだしっかりしている」というプライドがあり(=年寄り扱いされたくない)、従来型のデイケアでは行きたがらない人もいます。

 

<提案>過度な介護をしない「機能訓練型」のデイケア施設(=その人のできる範囲で、自力で様々なことやってもらう)を充実させる必要性。施設内では本人がやりたいことができるように、施設の職員がサポートします。

⇒この様な取り組みにより認知症の重症化を防ぎ、長く家族と生活できるようにします。

 

(例)浦安市「夢のみずうみ村」http://www.yumenomizuumi.com/

あえて段差などをつくり過度なバリアフリーにしない。施設内で使える通貨(ユーメ)をつくり、作業を行うとユーメをもらえ、買い物やゲームの代金として使える、など社会生活に近い環境を作り出す。